何十億年。
その途方もない時の底で、
地球は、ひそやかに一粒の結晶を育んでいました。
想像を絶する高温と高圧。
光すら届かない深淵の中で、
ゆっくりと、ゆっくりと形づくられた天然ダイアモンド。
やがてそれは、
火山の鼓動に乗せられ、
地表へと
押し上げられます。
私たちの手のひらに届くまでの道のりは、奇跡そのもの。
幾重もの偶然が折り重なり、
ようやく辿り着いた、その一粒。
人にそれぞれかけがえのない個性があるように、
ダイアモンドもまた、この世に二つと同じものは存在しません。
ある石の内側には、
スピネルやペリドットの微細な結晶がそっと閉じ込められています。
覗き込めば、
まるで小さな宇宙を抱いているかのような、
神秘的な表情。
6月 ― ジューンブライドの季節
ダイアモンドが選ばれ続ける理由。
それは、
「永遠」と「剛」を宿すその輝きが、
大切な誓いのそばに、静かに寄り添う存在だから。
一粒に刻まれた、悠久の時間。
唯一無二の個性。
そして、物語。
それは、持つ人の手から手へ。
これからの未来へと、受け継がれていきます。